さあさあ暖かくなってまいりました!
いよいよ定植が始まってまいりましたが、定植の前にやることがあります。
そう!
除草剤です!
野菜達が大きくなる気温は、憎き雑草たちにとっても心地よい気温。
とはいえ、みすみす雑草の発生を見過ごすほどお人よしではありません。
やってやりましたよ!除草剤を!!
げえ。除草剤使ってんのかよ。
大丈夫?
ほほほほほ。
健康志向が高まり有機栽培や無農薬栽培への関心が高まっている中、公然と「除草剤をぶっかけてます宣言」をするのはナンセンスかもしれないですね。
だけどもだけど!
撒かないとほかの作業ができなくなっちゃうんですよ!背に腹はかえられないんですよ!!
有機もやろうとしてるけど、すぐにぜーんぶ有機に切り替えるには勇気がいるんです。(ヨッ!)
それに!用法をきちんと守れば農作物への影響は限りなく極小化できるんです!
てなわけで、今回はブームスプレイヤーによる除草剤散布時の注意点と、産地情報をご紹介します!
除草剤散布の3つの注意点
<1>ドリフト厳禁!!
まずは何と言ってもドリフト(飛散)に注意です!
除草剤に限らず防除の際には必ず注意しないといけません。
周囲の人や、他人の農作物にドリフトしてしまうと訴訟や賠償問題に発展しかねません。
十分過ぎるほど注意しましょう!
ドリフトを軽減させる方法
ドリフトを軽減させる方法で明日からすぐ実践できて効果が高いものを3つほど紹介します。
①風の少ない時に撒く
防除を予定する日の風の強さは必ずチェックしましょう。
風速3m以上はドリフトの危険性があるので、時間帯を変えたりしましょう。
②ドリフト軽減ノズルを使う
散布用のノズルにも種類があるので、噴霧角度の狭いドリフト軽減用のノズルを使いましょう。
ちなみにうちのブームは以下の通り3種類のノズルがついていて、散布する剤によって使い分けています。
③作物の近くで、圧力を抑えて撒く
できるだけ作物に近い位置まで竿を下げて、散布圧力を抑え、作物だけにかかるよう散布しましょう。
<2>使用後はきれいに洗浄!
除草剤を撒いた後は使用した機器をきれいに洗浄しましょう。
タンク洗浄
最低2回は満タン→撹拌→排水を繰り返しましょう。必要だったら洗浄剤も使ってキレイキレイしましょう。
ホース
200ℓくらいは水を噴霧して完全に除草剤の色が抜けたことを確認しましょう。
ストレーナー
忘れがちなストレーナーにも除草剤が残っている場合があるのできれいにしましょう。
カタいけど手でまわすと取れるので、中のフィルターをゴシゴシ洗おう!
<3>接触剤は(なるべく)撒かない
除草剤には大別すると
- 今生えている草を枯らすタイプ(茎葉処理型)
- 草を生えさせなくするタイプ(土壌処理型)
の2種類があります。
土壌処理型は雑草の発芽抑制なので、万が一ドリフトしてしまった場合でも影響が出ない可能性があります。
しかし茎葉処理型は確実に影響が出ます。
なのでなるべく手竿などのドリフトの危険性が少ない道具で撒きましょう。
どうしてもブームなどで撒かざるを得ない場合は、絶対にドリフトしないようにして機械もきれいに洗いましょう!!
僕が撒いたもの
ちなみに、今回僕が散布した除草剤はこちら。
ゴーゴーサン乳剤という土壌処理型の除草剤です。
土壌処理型なので、これから出てくる雑草たちの発芽を抑制するものです。
発芽抑制なので、これから定植する苗たちへの影響はほぼ無し。さらに移行性の低いものなので、雨が降っても地中に染み込んでいくということもありません。
まあ裏を返すと効き目が薄いともいえるんですが、何も撒かない所に比べると雑草の生え方が全然違います!
もう少し強い除草剤もあるんですが、作物への影響も加味して使っていません。(褒めろ!)
産地情報
ほい!というわけで定植を開始いたしました!
4/16から定植する予定でしたが、直前で寒い日が続いたため少し遅れて4/18より定植を開始しました。
苗はこんな感じ。
もう少し大きくなるのを待ちたいところでしたが、ハウスがパンパンなので定植を決行しました。
初回はサニーだけでしたが、リーフやレタスも続々定植していきます!
定植後の被覆資材は気温の上がり具合を見て今年はかけないことにしました 😯
吉と出るか凶とでるか。。。
ちなみにグリーンボールの方も無事に芽が出ました。
レタス系と違って葉っぱが蝶々みたいでかわいいですね 😀
アブラナ科は育苗期に低温にさらしてしまうと良くないというので、これからも慎重に育てていきます!
定植が始まったらマルチの張り貯めがどんどんなくなっているので畑作りもやらなくては。。。
地味にいそがしいぜ!!
以上!
んじゃ!
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