はい。2020年のシーズンを振り返って来年以降に役立てたいぞ!
4月~5月
4月は例年よりも低めの気温。3月がちょっと暖かくて雪解けが早かったのでシーズンインは早かったけど、4月の気温が低かったので生育的には平年並みって感じでした。
5月に入ったら気温も上がり、生育も順調。5/12には被覆資材をはがしました。
例年より降雨が少なめでやや干ばつ傾向ではあったもののそこまで影響は受けずに計画通り5/25からレタスの収穫開始。
品種はペネトレイトスタートだったんだけど、2割~3割くらいはLLになった。
相場もぼちぼち良くって、昨年から2週間以上早いスタートだったけど十分な結果だった。
来年はもっと早くしたろかな!がははははは!
6月
気温は平年よりやや高めで生育は旺盛。ということはもちろん相場は下落。
あれよあれよと下がっていってサニーは300円台まで下がったね。がっくし。
下旬には当然のように廃棄発動。県の廃棄事業だけでなく国の廃棄事業まで発動となり申した。
そして下旬には長野も梅雨入り。
この梅雨があんなに長くなるなんて、この時僕らは知らなかったのです。
7月
もうずーっと雨。
上旬は平年の倍以上の降水量だったし、日照時間も全然低くて日照不足。
消毒のタイミングもかなり限られてたし、雨は降ってなくても畑はぬかるんでブーム入ったらぐちゃぐちゃになるしでなかなか大変だった。
相場もさすがにじわじわ上がってきて下旬には3000円以上とかなり高くなりました。
まあそうですよね。。。
8月
8月に入ってようやく梅雨明け。晴れの日の作業ってこんなに捗るんだ!と感動しました。
しかし長雨の影響で野菜の生育は最悪。下っ葉からの病気でかなり厳しい状況に。
気温は夏らしい気温で推移していたんですが。。。
あれだけ降っていた雨が今度は全然降らないっ!一気に干ばつ傾向となりました。
バタバタ倒れていく野菜たち。。。
相場もなかなか下がらずに一時期は4000円以上なんて日もありました。
それでも下旬にはようやく雨も降って、生育の早いレタス系は回復も早く相場も落ち着いてきたって感じでした。
レタスの品種としてはファンファーレがメインだったんだけど、干ばつの影響で小玉傾向&不結球。早めからレインガンでの潅水と強めの葉面散布で何とか契約分は死守できたけど、周りの農家さんは結構きつかったみたい。
来年も潅水のタイミングだけは注意しないとな。
9月
9月に入るとようやくまた雨も降り、気温も平年並みに落ち着いた。
レタス系の相場は8月の反動もあり転がるように下落。廃棄まで発動しました。
一方キャベツ系は引き続き高い相場をキープ。長雨からの干ばつコンボで嬬恋等のデカい産地がコケたのが後を引いてましたね。
9月はキャベツがメインの出荷品目だったので助かったーって感じ。
10月
10月も概ね平年通りの気象状況。
昨年のようなドでかい台風も来ず、後継産地もスムーズすぎるほどスムーズに仕上がってきたようでキャベツを含め、相場もだいぶ落ち着きました。
ワンチャン狙ってレタス多めに作付けしといたんだけど大はずれ。
中旬から下旬にかけては一気に寒くなり、慌てて2毛、3毛した畑は生育もイマイチでかなりばらついてしまった。安いのに寒い中大変な出荷しなきゃいけなくて辛かった。
生育悪いところは2反歩くらい捨てた。
今年から挑戦した寒締めほうれん草は10/25くらいには糖度が乗って出荷できる状態になった。
急激に寒くなったのがよかったのかも。ふむふむ。
11月
11月に入るとすこしまた暖かくなってきた。
もう寒締めほうれん草しかなかったのでさっさと全部収穫して寒くならないうちに畑の片付けも終わらせた。
来年に向けて
今年は何といっても長雨&干ばつのコンボが全国的にダメージを与えてたなあ。
去年は大型台風、一昨年は記録的酷暑と毎年何かしらの天候不順があるから、もう天候不順でできませんでしたってのは理由になんないよね。
生産の難易度が上がってきてるので、しっかり数を出せるようにしないと。
そのためにはまずはやっぱ排水対策でしょ!
今年もしっかりプラソイラかけたし、例年より荒起こしも深めにやったしね!
あとは作物の状況をよく見るってことだな!
あたりまえだけど、ただ見るんじゃなくて「よく見る」ってこと。
まあ後は寒締めほうれん草が思ったより悪くなさそうなので来年は面積増やしてみて販路も工夫してみようかなって感じ。
今シーズンもおつかれさまっした!
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