さあさあこんにちわ!
今年も年末が近付いて参りました。
M-1の決勝が近付いてまいりました!!!
すっごい楽しみ!!!
先日、決勝に進出する9組が発表されましたね!
今年は決勝初進出が既に7組と大波乱の展開となっています。決勝も楽しみ!!!!
さて今年は12/22(日)が決勝大会で、例年より3週間遅い開催です。
その3週間を有効に使ってM-1を今まで以上に楽しめるアイテムをご紹介しましょう。
今年8月に発売されたナイツ 塙(敬称略)の
「言い訳」~関東芸人はなぜM-1で勝てないのか~
です。
塙は今年も審査員に選ばれましたね。
M-1という大会を非常にわかりやすく、核心的に解析した至高の一書です。
M-1という大会で決勝進出者、審査員のどちらも経験したことのある人、
その中でも「非吉本」「非関西人」という立場であるからこそ書ける内容。
かつては真剣にM-1に勝ちたいともがき、時を経てその苦悩を知りながらも審査をする立場となった人がするM-1の分析は、納得できることばかり。
「なるほど。。」「確かに。。。」とつぶやきながら2時間半。
一気に読み終えてしまいました!
本を読むのはちょっと・・・・
マジですぐ読めるから。
活字アレルギーの人も騙されたと思って読んでみ!
てなわけで!
今回はこの「言い訳」を読んで
「これはっっ・・・!!」
と思ったポイントをいくつか紹介します。なるべくネタバレはしないように書きましたが、若干ネタバレしてしまってます、、、、悪しからず!
ではどうぞ!
M-1は「短距離走」
普段、劇場や営業などで芸人がネタをやる時間は15分~30分くらいです。
一方でM-1決勝の持ち時間は4分です。
塙はこれを100メートル走みたいなものと表現しています。
どゆこと?
陸上競技は100メートル~10000メートルまでの種目があり、選手たちも得意な種目があります。
漫才でも同じことが言えて、M-1やテレビのネタ番組のような数分のネタが得意な芸人もいれば、劇場や寄席などの舞台での漫才を得意とする芸人もいます。
芸人によってタイプは異なりますが、短距離型タイプの芸人がM-1では力を発揮しやすいと分析しています。
例えばノンスタイルやサンドイッチマンは短距離タイプに分類されるそうです。
なるほど。
思えばノンスタイルは早口の関西弁で多数のボケを詰め込んでくるし、サンドイッチマンも言い間違えなどの細かいボケから大きな笑いにつなげるタイプです。
さらに、ただたくさんボケればいいわけでは無く、4分間の中で緩急をつけて最後の30秒で畳み掛けるような流れが理想的だとも言っています。
過去のM-1で最も理想的だったのは2005年王者のブラックマヨネーズの漫才だそうで、「M-1史上唯一の9秒台」と讃えられています。
審査員もたびたび時間の使い方が良かった・悪かったというコメントをしていますが、M-1において4分の使い方というのは審査の上で重要なポイントになりそうです。
M-1はしゃべくり漫才が有利?
漫才はしゃべくり漫才とコント風漫才に大別されるそうです。
その中で、M-1はしゃべくり漫才が有利な傾向にあると分析しています。
あらゆる芸人にとって特別な舞台であるM-1は、普段通りにネタをすることが難しく、何かあった時に柔軟に対応できるしゃべくり漫才の方が分があると。
ふむふむ。
また、しゃべくり漫才は思いを乗せやすい方言、とくに関西弁のほうが良さが出るとも書いています。
確かに過去M-1を優勝した関東芸人はアンタッチャブル、サンドウィッチマン、パンクブーブーですが、いずれもコント風漫才ですよね?
この本のサブタイトルにもなっている、なぜ関東芸人はM-1で勝てないのかという点について、漫才のスタイルや、言葉遣い、さらにはしゃべくり漫才が「正統派」と呼ばれる理由を交えて解析されています。
M-1が盛り上がる理由
数ある賞レースの中でM-1がここまで大きなコンテンツとなった理由にも触れています。
詳しいことは読んでもらった方が良いと思うので多くは語りませんが、そこにはM-1の特殊さや、他の賞レースの線引きの曖昧さなどが理由として挙げられていました。
特にR-1グランプリや女性芸人限定のTHE・Wについては、僕が漠然と抱えていた「コレじゃない感」の正体を解き明かしてもらったような心地でした。
伝えきれないっ!!
その他にも
- なぜ自分たち(ナイツ)はM-1で勝ちきれなかったのか
- 2018年以前に決勝でネタをした芸人たちそれぞれの考察
- M-1において「革命」を起こしたコンビとは?
- 今後のM-1の傾向とは???
といったような内容が解り易く、簡潔に書かれています。
絵本のように気軽に読めるからマジでおすすめだよ!
そして読んだらもれなく過去のM-1を見直したくなりますw
M-1の無料動画はネットで探しても中々見つかりませんが、アマゾンプライムで無料で見れます。
しかも過去14回分すべて + 2015年以降は敗者復活戦がしっかりと見直せます。
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登録して30日以内なら無料なので、M-1だけ見たらさっさと解約してしまえばOK。
もちろん既にプライム会員の方はプライムビデオから見れます。
せっかく年に一度のM-1ですからね!思いっきり楽しみましょう!
んじゃ!
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