便利で安価な農電ケーブル。でも温度を管理する農電サーモはちょっとお高い。。。
なので2組の農電ケーブルを1つの電子サーモにつなげたいときってありますよね。
例えばこんな感じに接続したい場合。通路を挟んで右と左で1組ずつのケーブルを使うんだけど、背制御装置は一つでいいかなーって思います。
説明書には「2組以上で使うときは並列つなぎで繋ぐべし!」とだけ書かれています。
が、中学校の理科の知識しかないので安全にできるかちょっと不安・・・・
てなわけで!メーカーにいろいろ問い合わせて、設置方法の詳細をマスターしましたので共有いたします。
少なからずデメリットもあるので、合わせてご紹介します!
接続方法
つっても接続方法はすごく簡単。
農電ケーブルAと農電ケーブルBを1つの電子サーモにつなげたい場合、Aの青いリード線はBの青いリード線に、黄色いリード線は黄色いリード線同士で接続すればよいだけです。
が!
その時に注意点が2つ。
注意点①:銅線をむき出しにすな!!!
一つ目は繋ぎ目の銅線がむき出しになってしまわないように絶縁テープなどでしっかりと覆うということ。安全に使用するためにマストです!!
注意点②:リード線の長さが足りなぁい!!
農電ケーブルのリード線は2mしかないので長さが不足しがちです。
そんなときはホームセンターに直行!ビニール銅線を買ってきて延長しちゃえばOK!
ちなみに僕がやったのはこんな感じ。
まずは農電ケーブルAのリード線をそれぞれ延長。
丸の部分がつなぎ目で、赤い絶縁テープで巻いてあります。ブラブラしてると邪魔なので結束バンドでパイプに縛り付けました。
農電ケーブルBとの接続はこんな感じ。
上から垂れている白いのが延長した線で、それが青と黄色それぞれにつながっています。
僕の場合は農電ケーブルB側のリード線の途中を剥いてそこに接続しました。
もちろんこちらも絶縁テープをぐるぐる巻きです。
繋ぐときは青の延長線と黄色の延長線を間違えないようにしましょう!!!
ちなみにケーブルの途中を剥くのはカッターでもできますが、不器用な人だと中の銅線を切ってしまうかもしれないのでこういう道具を使うと良いかも。
実演してる方いたので参考に。
専用工具すげぇ pic.twitter.com/Ln1KwvZ0JD
— Hiro⭐Toga (@redpeppers) February 1, 2018
メリット
並列つなぎ作戦のメリットは何と言ってもコストがかからないということです。
電子サーモをもう1台購入すると10,000円以上かかってしまいますが、この作戦なら追加コストはせいぜい延長用のビニール銅線くらいなものなので数百円。
ワイヤーストリッパーまで買ったとしたって3,000円程度で済んでしまいます。
デメリット
しかしデメリットもあります。しかも2つあります。
1つ目:検温が片方しかできない
検温装置は電子サーモに1つしかついていません。
なので例えば冒頭で紹介した通路を挟んだような形だと、左右どちらかのエリアの温度しか検知できません。
ただ基本的にはケーブル全体が均等に加温されるはずなので、温度を計っていないエリアも同じと考えて良いと思います。そうじゃなきゃ困る。
ただ土の状況だったりで微妙に違う可能性はあるので厳密に管理したい方にはおすすめできません。
2つ目:延長によって電圧が下がる可能性がある
リード線を延長することによって電圧が下がってしまい、農電ケーブル本来の能力を発揮できない場合があります。
ただ電圧が下がるくらい延長するのは何十メートルも延長した場合なので、数メートルの延長なら気にする必要なしです。モーマンタイです。
だって理屈ではタコ足の延長コードだって一緒ですからね。
まとめ
というわけで、やってみたところ簡単に並列つなぎはできます。
ただしメリットもあればもちろんデメリットあります。僕の場合はそんなに気にならないと思ったので並列つなぎ作戦を実行しました。
以下の記事のように効果の方もしっかりと実感しております。
そんなにデメリットが気にならないという方はぜひ試してみてください!
ちなみに農電ケーブルの設置方法もまとめていますのでよろしければ是非!!
以上!
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