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農業のIT導入率はなぜ低い?ITが普及しにくい2つの理由

IT導入

農業のIT導入率はなぜ低い?

今日は農業とITについてのお話。

最近ではドローンの活躍やハウスの温度管理センサーなどを筆頭に、ガラパゴス状態だった農業にもようやくIT導入の波がきています。

 

しかし実際に現場で働いていてもそれほど劇的に状況が変化したという感触は有りません。

 

IT導入によって目覚ましい効果を上げている農家がいるのは事実でしょう。しかし、新聞やテレビで華々しく取り沙汰されているのはほんの一部に過ぎず、大半の農家にはまだITが導入すらされていない状況です。

 

ではなぜ農業へのIT導入率は低いのでしょうか。

 

元IT企業の端くれであり、現役農家の僕が考察するに、2つの大きな理由があげられます。

 

農業従事者のITリテラシーの低さ

1つめは農家のITリテラシーの低さです。

 

ITリテラシーってなんだYO・・・

 

ITリテラシーってのは簡単に言うとコンピューターとか、コンピュータで調べたデータについての詳しさという意味です。

 

単純にパソコンに詳しいっていう意味も含まれるし、収集したデータの利用や分析について理解があるってのもITリテラシーに含まれます。

 

他業界と比較して、そのITリテラシーが農業は低いと感じています。

 

農家のITリテラシーが低い理由は?考えられる2つの大きな理由。

農家の高齢化

まず理由の一つとして、色んな所でいわれているように農家の高齢化があげられますね。

 

農業の平均年齢は65歳を超えています。

 

スマホやパソコンに慣れ親しんでいる若い世代と違って、爺さん婆さんはどうしてもITに弱いです。

 

さらに農家は土地の関係もあり、農地が多く確保できる地方(平たく言えば田舎)に多いです。

都会と比べて最新の技術に触れることも少なく、むしろまったく触れなくても生活することが難しくありません。

 

こうした背景もあり、農家の高齢化がITリテラシーの低さの理由のひとつとなっています。

 

ITのイメージとの遠さ

二つ目は農業自体のイメージがITと対極にあるということです。

 

たとえば「最新技術を使いこなして仕事をしている人」をイメージしてみてください。

 

なんとなくスーツを着ていて、短髪黒ブチめがねで、青いネクタイをしていて、タブレットで打ち合わせをして・・・といった様なかっこいいサラリーマンを思い浮かべないでしょうか?

 

 

 

 

では、「その人とまったく逆の仕事をしている人」をイメージしてみてください。。。

 

 

ほら!農家でしょ!!!

 

まあそうじゃない方もいると思うんですけどね。

少なくとも最初の質問で農家を思い浮かべる人は少ないと思います。

 

これは簡単な例としてあげましたけどもね。

 

嬉しいことに「脱サラして農業を始める!」とか、「農業に興味あります」という若い世代の人は結構います。

 

しかしその心には「都会の喧騒から離れたい・・・」だとか「自然に囲まれてのんびり暮らしたい!」といったような現実逃避にも似た感情があるように思います。

 

もちろん農業のすばらしい点として、豊かな自然に囲まれて自分のペースで働けるというのはあります。

 

しかし、農業だって仕事です。頑張らないとお金は稼げません。

 

それなのに、「農業でバリバリ働いてメッチャ稼いだるで!」といって農業の門を叩く若者はまだ多くありません。

 

さらに、バリバリ稼ぐぞ!と強い意志を持っていても、ITで効率化して利益を生み出そう!という発想の人はマジで少ないです。

 

実際に僕が研修を受けていた法人は、みんな20代でヤル気も体力もあるし、間違いなく日本の農業を背負って行く若者たちが揃っていました。

 

そして会社も農業界の中ではIT導入に関しては高い水準にあると思います。

 

その環境でもITを積極的に農業に活かしていこうと考えている人は少なかったです。

 

 

若者が入っても農業とITのイメージが遠すぎて、ITを積極的に使おうとする人材がいない。

これが農家のITリテラシーが低い、もうひとつの大きな理由なんじゃないかと考えています。

 

IT企業の現場理解の乏しさ

さて農業へのIT導入率が低いもう一つの原因は、IT企業の現場理解の乏しさも上げられると思います。

 

ITサービスを提供する側は「農業のIT導入が進んでいない?ほんならチャンスやんけ!」とあの手この手でITを導入しに来るわけです。

 

やれ高感度センサーが良いだとか、やれ手作業を最新機器で機械化だとか、夢のような話がITで一気に実現できますよ!見たいな事を言ってくるわけです。

 

しかし実際にやってみると上手くいきません。なぜだ?

農業の現場は外!

農業の現場って基本的に屋外なんですよ。当たり前の話ですけどね。

 

気温や雨だけじゃなくて、虫とかホコリとか動物とか屋内では考えられなかった問題がいろいろ出てくるわけですよ。

機械を操作する手だって汚れていたり、手袋をしたままだったりするんです。

 

なので相当タフな機械だったり、運用面での工夫ってのが必要だと思うんです。

 

がそのあたりのフォローがあまりされていない。なので高いお金を払って導入してもなんか使い床地が悪くって、思ったような成果が出ない。

 

これも農業のIT導入率が上がらない一つの理由だと考えています。

 

まとめ

おさらいすると

・農家のITリテラシーの低さ

・IT企業の現場理解の乏しさ

が農業のIT導入率低迷の大きな理由だと、僕は考えています。

 

僕は農業へのIT導入推進派ですし、むしろ人手が足りなくなってきている状況下では効率化は必須だと考えています。

 

少しでもITの力で農家が楽になれるように、良さそうな情報は発信し続けて行こうと思います!

 

では!!


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